– 校内プレゼンテーションを終えて –

発表という緊張感を越えて

自由学園高等科 更科幸一

自由学園の生徒の校内プレゼンテーションを終えての感想です。本番は6校が楽しくいきいきと発表できるといいと思っています。

今年、高等科2年生は、情報の授業で6つの学校で行う合同プレゼンテーション大会に初めて参加することになりました。そこでクラスを10グループに分け、情報社会における様々な問題をテーマとして、3~4人で調べていきました。大会には各校代表の2グループが参加するので、まず、報告会準備期間中に、クラスで10グループの発表を互いに聞き合い採点して5つに絞り、その中から学業報告会にいらした方々に代表の2グループを選んでもらうことにしました。

報告を作るにあたっては、まず、グループごとに発表内容を話し合い、それについてインターネットを使って調べていきました。発表方法を決め、映像を使う所はカメラで撮影したり、報告中に流れる音楽をアシッドというソフトを使って作ったりそれぞれ作業を進めていきました。クラス内の採点では、伝えたいことは伝わってきたか、グループ内の息はあっていたか、PCの作品は見やすかったか、説明は適切か、声の大きさ速さは適切かの5項目を各5点25点満点で採点しました。そして選ばれたグループは引き続き作業をし、残りのグループは当日、webカメラを使って別室から質疑応答に答える準備などの作業を行い、残り時間が少ない中、皆が協力して作業を進めていきました。

報告に当たっては、画面の文字の出し方や配置を工夫したり、セリフのタイミングを練習したりしました。総練習の時点では完成しておらず、本番でやっと完成したという感じでした。
報告会当日ではパソコンの動作ミスで止まってしまうことがありましたが、よい報告が出来たと思います。アンケートでは「発表方法に力が偏ってしまっていて、内容が薄いのではないか」などの言葉もありました。これは今後の課題にしていきたいと思っています。その一方で、「良かった、とても楽しかった」などの言葉もありとても嬉しく思いました。