– 人が動く時、人が動かされる時へ –

任された小さな仕事を大切に

自由学園高等科 髙田貴

今回、プレゼンピックに、自由学園は始めて参加しました。何かことを成し遂げるには、大小さまざまな準備、工夫が必要です。大きな枠としては、「参加する意味」、「時間は大丈夫か」、「諸経費はどうするか」、「運営体制はどのようにするか」というところがポイントになりますが、最終的に成功させるためには、本当に多くの細かい仕事を丹念に積み重ねていく必要があります。

例えば、会当日だけでも、会場全体の準備、WEBカメラの確認、受付に立つ、かさ袋を渡す、配布物の準備、賞品の準備など、色々な仕事があります。どれ一つ欠けても、たとえそれが一見どんな小さな仕事に見えても、会全体の運営に支障をきたし、誰かがやる必要があります。スムーズに運営できる為に何が必要か?一番大切なことは、参加する人が皆、「今、自分ができる仕事は何かないか」と求めている姿勢だと思います。

先生方の反省会で出た会運営における黄金率として「頼まれたらNoと言わない」というものがありました。もちろん、頼む側は、相手がどれだけ大変か、ということに配慮する必要がありますし、頼むからには、同等の仕事は自分も引き受けるぞ、ということが相手にも見えていることが必要ですが、引き受ける側が「ちょっと踏ん張ればできるぞ」という内容であれば積極的に取り組もうとすること、が円滑に会を運営する上でとっても大切です。

今回のプレゼンピックにおいては、諸先生方、特に東京成徳の先生方に多くの部分をやっていただいて、本当に感謝しています。しばらくの間、増澤先生からの頼まれごとには、参加校のどの先生方もNoと言えないのではないか、と感じているのは、私だけではないと思います。