プレゼン甲子園大会の結果と内容

優勝:「くつのかかとを踏むな法」大阪国際大和田高校・・・参加者のアンケートから始まり、踏んではいけないとか・・してはいけないではなく、明るい法律・・「誕生日法」誕生日を楽しく過ごせ休暇も取れる、結果的に自分の生命を大切にする意識が生まれるという展開でした。最後に全員でハッピーバスデーを合唱しました。

準優勝:「打ち水法」上宮高校・・・ヒートアイランド現象を取り上げ、気温を下げるためのアイディアを科学的に提案し効果が人のこころにまで影響する掘り下げた内容でした。同じく準優勝:「夢の仕事だ ヤッ法」大阪信愛高校・・・一生に一度だけ一日だけ自分の好きな職業に就けるとしたらという内容で、インタビューや先生の写真を見事に使い、大人も考えさせられる問いかけでした。デザイン賞:「地球温暖化防止法」大阪学院大学高校・・・熱を出さないリサイクルについて。浪速っ子賞:「萌文化振興法」春日丘高校・・・「もえ」の日本文化を世界に広め、世界から日本を見たり。ヒューマニズム賞:「母体保護法」プール学院高校・・・人工妊娠中絶への真剣な投げかけでした。サイエンス賞:「煙草販売禁止法」相愛高校・・・分析データや写真を効果的に使用していました。

会場もステージを囲むコの字型の講堂でただ「発表し見学する」というスタイルではなく、参加者のインタビューや挙手などを取り入れ、「見学者も参加する」とうい方法でした。

どのチームも、練習の成果が伺えました。観客を取り込み、声も大きく堂々としていました。何より、伝えたい内容や、発表者のこころが伝わってきました。
最後に、先生方のプレゼン(エキシビジョン)もあり「情報」とは人と人のつながりから成り立ち、相手に理解を求めるだけでなく、相手を理解する心をもつことと自分の考えを相手に伝えるための表現の大切さについてをパソコンを使わずに演出しました。
このように、プログラムの会長あいさつにも紹介されている通り、4回のセッションや体験を基礎に「企画力」「わくわく感」「ストリー」「表現力」「創造力」等に優れた「世直しルールの発案による将来像」の作品を創造し、参加者に分かりやすく表現し、さらに素晴らしい感動を与えることを目標にすすめられ、生徒達のコミュニケーション能力向上とともに各学校の生徒や教員交流の深まり、質の高い教育実践の広まりをめざされているまさにその通りの素晴らしい「プレゼン甲子園2006」でした。