– コンピュータウィルスの脅威 –

ウィルスを経験して

東京成徳大学中学・高等学校 増澤文徳

みなさんは、コンピュータウィルスを経験したことはありますか?
私は、教科の特性でパソコンの不具合とかの相談を生徒からメールで受けることがあります。昨年の夏、生徒からのメールに「再起動を促すメッセージが出てくるのでどうしたらいいか」という相談メールが届きました。何かの操作ミスと思い、「電源を再度入れなおしてみよう」というメールを返してみました。ところが、その症状が、すぐに私のパソコンで現れたのです。

不信に思い、無線LANで繋げてあるもう一台のパソコンを立ち上げてみたら、なんと数分後に同じ症状が現れたのです。さすがの私もこの時点でウィルスであることを気づいたのですが、うまく作ってあるというかインターネット上からウィルス駆除ツールをダウンロードしている間に、パソコンが再起動してしまうのです。さすがの私も閉口してしまいました。

対処として他の回線に繋がっているパソコンからウィルス駆除ツールをダウンロードし、回避することが出来ました。
このウィルスは、「W32.Blaster.Worm」という名称のウィルスでした。

  • パソコンが何度も再起動を繰り返す。
  • 修正プログラムを適用していないWindows XP/2000パソコンをネットワーク上で探し出し感染を広げる。
  • 「windowsupdate.com」に対しサービス拒否攻撃を実行し続ける。

感染すると、ウィルスはネットワークの世界でパソコンなどに付けられている「IPアドレス」をランダムに生成し、そのIPアドレスを持つパソコンに対して感染を試みます。
私のような被害に遭わないためにも、Windowsのアップデートはこまめにしておくといいですね!