より自分の言いたいことを正確に伝えるために
自由学園高等科 高田貢
どこの学校でも代表チームも大体決まり、1月15日に向けて、総仕上げの段階に入ってきていると思います。当日は、東京成徳大学中学高等学校のすばらしい会場をお借りして発表します。慣れない会場で、ほとんどが初めて会う人達の中での発表ですから、かなり緊張することも予想されます。リハーサルを何回も行って、最後の最後まで、より良いものを目指して改良を加えていってほしい、と思っています。
最近読んだプレゼンテーションに関する本の一冊に、次のようなことが書いてありました。
(以下引用)
例えば、次の言葉はいずれも擬態語ですが、これらの10種類の似た言葉の違いを明確に説明できれば、プレゼンターとしての言語能力は非常に高いといえます。
「くるくる」「ぐるぐる」「くるくるっ」「ぐるぐるっ」「くるっくるっ」「ぐるっぐるっ」「くるいくるり」「ぐるりぐるり」「くるんくるん」「ぐるんぐるん」
ここにあげた10の擬態語は、いずれも物が回転している様を言い表しています。それぞれ非常に似通った言葉ですが、しかし微妙なところで多少の差異があります。
(山口弘明著「プレゼンテーションの進め方」日経文庫p.191より)
発表する言葉を考える時に、ぜひ、この10種類の擬態語を使い分ける、といったレベルを目指してみてください。5分間という短い時間だからこそ、一つ一つの言葉の重みが増してきます。
私自身、まずは日々の授業の自分の言葉を直さなくてはいけない、と遅まきながら深く反省しています。