プレゼンフリークの誕生
岩手県立大野高等学校 岩泉庄一
大会当日朝、東京会場とネットワークカメラの接続がされたが、音声ノイズが消えない状態となった。カメラ本体のマイク端子が気になり、前日購入したアダプタをマイクに取り付けセットすると不思議とノイズが消えた。増澤先生から「これで行きましょう」のOKサインでやっと一安心ができた。
発表が始まり、岩手会場にもホールの盛り上がりがリアルタイムで伝わってきた。その為か、ホールのみんなが少しだけ羨ましく思えた。やはりライブが一番である。
いよいよ本校生徒の発表となり、カメラを向けると「目は泳ぎっぱなしで、声はうわずっている」見ている私も冷汗がでた。と同時に、彼らがヴェリタスホールのステージに立った場面を想像すると恐ろしい気がした。
生徒は素直な感想として「もっとやれた、力を出せずに終わってしまった」「次もまた出たい」といってくれた。プレゼンフリークの誕生である。都会の先進校と交流した経験は「大野っ子」の自信となったに違いない。窓の外は一面銀世界ですが、彼らの心には確かな新芽が息吹いたことでしょう。
この機会を与えて下さいました諸先生方、協賛企業様には心から感謝申し上げたい。